日本化学工業
リン化合物、ケイ酸塩、バリウム塩、クロム塩などの無機化学品を製造。MLCC向けセラミック材料や半導体関連材料、有機化学品も展開
高純度赤リンとは、リンの同素体の一つである赤リンから金属元素などの不純物を極めて高い水準で除去した高純度材料。主に光通信や高速電子デバイスに用いられる化合物半導体「インジウムリン(InP)」の原料として使用される。インジウムリンは、インジウムとリンを組み合わせた半導体材料で、光信号を発生・増幅・検出するレーザーや受光素子などに利用される。特に光ファイバー通信に適した波長帯で優れた特性を発揮し、データセンター間通信や長距離光通信を支える重要な素材となっている。高純度赤リンの製造には、リンの精製、不純物除去、厳密な品質管理など高度な化学技術が必要で、微量の不純物も半導体結晶の品質やデバイス性能に影響する。日本化学工業とラサ工業が世界でも数少ない製造企業として知られ、先端光通信を素材面から支える技術として重要性が高い